凍えるような真冬の風が縦横無尽に吹きすさぶ切り立った崖の上で思いを馳せながら僕は後悔していた。人類が衰退していくのを。
　僕は魔人だ。
　ある日、魔法のランプにより僕はこの世界に呼び出された。
　呼び出されたのは実に１０００年ぶりのことだった。
　呼び出された場所は今、僕が立っているこの場所だ。
　呼び出したのは男だった。男は顔は髭などを剃っておらず、髪もボサボサで体はでっぷりと太っていて、まるで熊のような雰囲気を感じさせた。
　男は最初僕を見て腰を抜かしていた。
　だがしばらくすると男は落ち着いてきた。
　男はこの場所は自殺の名所だと言った。
　僕は男としばし会話をした後、呼び出された使命を果たす為に男に言った。
「僕を呼び出した君の願いを三つだけ叶えてあげよう」
　僕が言うと男は、にぃっと小さく笑った。
「本当に願いを叶えてくれるんだな」
「ああ」
　彼は願いを言った。
　そして僕は願いを三つ叶えた。
　男の願いはこうだった。
　一つ不死身にして欲しい。
　二つ無限に大量の大便が出るようにして欲しい。
　三つ誰にも捕まらない超高速移動出来る翼が欲しい。
　男は「俺が世界の覇者だ」
　そう言って男はここから勢い良く目にも止まらぬ速さで飛び立った。
　男は今、世界中の空を誰にも捕まることなく猛スピードで飛び回っている。
　世界中の空の上から大量の大便の雨を降らせながら。
　今世界中の人々が大便の雨を恐れ家に閉じこもっている。
　

作者メッセージ
メッセージはありません。

　ミスター簡素マン様、感想ありがとうございます。
　馬鹿馬鹿しすぎて吹いたとのことで、馬鹿馬鹿しさが売りの作品なので良くないとの評価ですが、自分的には嬉しいです。
　読んで下さりありがとうございました。
　　
※感想返信、皆一緒に投稿するつもりだったのですが、パソコンで上へ移動した時ミスター簡素マンさんの感想を見逃してしまい最後に感想を書くことになってしまいました。

8:<x5w5SK4Z>
2013/12/29 (日) 12:18

　ひやとい様、感想ありがとうございます。

　そうですね。もしまた魔人が呼び出されたらそういう願いをいう人がいるかもしれないですね。
　読んで下さりありがとうございました。

　７人の戦士様、感想ありがとうございます。


　素敵な発想と言って頂けて嬉しいです。
　たしかに掌編だから成立する話かもしれないですね。
　読んで下さりありがとうございました。

　　　　　　様、感想ありがとうございます。

　入りの一文にお題全部を詰め込んだのでたしかに収まりが悪いですね。
　魔人の方が主人公なのは面白いかもとのことで嬉しいです。
　読んで下さりありがとうございました。

　　　　　　skk様、感想ありがとうございます。

　文章が読みやすく魔人側の視点や大便ネタながら物語を落とし落ち着けている点が良かったとのことで嬉しいです。
　重複表現や適切でない接続詞、改行が多く感じられたとのことで具体的に上げて指摘して下さりありがとうございます。それらの癖は以前から指摘を受けたことが何度もあるので本などを読んだりして勉強しつつ、意識して直せるように精進したいと思います。
　読んで下さりありがとうございました。

　　　　　秋吉君様、感想ありがとうございます。

　しょーもないショートストーリでしたね。
　少し読みにくかったですか。精進したいと思います。
　冒頭の一文はとりあえず最初にお題を３つ一文に入れてからストーリーを考え始めた為ぎこちない文になってしまいました。
　少しクドかったですか。クドくならないように精進したいと思います。
　褒めて下さりありがとうございます。
　より良い作品が書けるように頑張りたいと思います。
　またショートショートの祭りが開催された時は参加するかもしれません。
　読んで下さりありがとうございました。
　

7:<x5w5SK4Z>
2013/12/29 (日) 12:12

文章力　３　物語性　３　得体のしれない何か　４　合計１０点

実にしょーもないショートストーリーだ！文字による競作で本当に良かったと思う。
文章は少し読みにくい。冒頭の一文はあえて読みにくくしたのだろうが、効果の
ほどはどうだろう。他は短い文章だが、短い中にも少しクドさを感じさせるのは残念。
ストーリーはありがちな魔人物だが、この男は史上最低のクソッタレだ。人類は衰退
どころじゃなく汚物にまみれて超絶ミュータントに進化するに違いない。
魔人と大便を合体させた作者は、得体のしれない才能の持ち主なのは確かだ。その恐る
べき才能は、クーソーの世界だけで発揮してもらいたい。

6:秋吉君 <VsL4MAO9>
2013/12/27 (金) 23:54

読ませて頂き有難う御座います。
文章は平易で読み易く、前にも出ていたが主人公が願いを叶える側の魔人であること、簡潔なストーリーと大便ネタながら物語を落とし落ち着けられている点が小品としてよいと思いました。
文章に於いて引っ掛かった点は、自分もしていることがあるかもわかりませんが、必要でない重複表現と、適切でないと感じる接続詞が短い中に幾つか見られることと、これは好みの問題かもわかりませんが、改行が多く感じることです。
前述二点を具体的に挙げると、
・男は顔は髭などを〜は、男は顔の髭などを〜か、男は髭などを〜とした方が良いと思われる。
・男は「俺は世界の〜 の冒頭男は直後の文章の男はと重複するためない方が良いと思われる。（仕方がない面もあるにせよ、全体的に適切でない面にも、男は、の使用が多い）
・直前の文章と重複するため、世界中の空の上から大便の〜の、世界中の空の上から、はない方が良いと思われる。
以上の三点とそれに繋がる癖は意識して直すと文章に引っ掛かりをなくし、平易で読み易い文章をよりよくすることが出来ると思いました。
以上を以って拙いながら、「魔法のランプ」の感想とさせて下さい。
読んで頂き有難うございました。

5:skk <qhc0XTXN>
2013/12/27 (金) 22:38

入りの一文が、色々と収まりが悪く感じます。
願いをする人ではなく叶える魔神の方が主人公なのは面白いかもです。

4:<KqImmVt8>
2013/12/27 (金) 16:50

馬鹿馬鹿し過ぎて吹いたｗ

＜良くない＞

3:ミスター簡素マン <zMuxwLV9>
2013/12/26 (木) 18:26

いや、後半面白かったけど。掌編だから成立する話の構造だと思う。恐怖の大便雨とか素敵な発想だと思う。

2:７人の戦士 <o9YH.2Jh>
2013/12/26 (木) 17:22

後悔してるんだったら、男の３つの願いを解いて欲しいって願いでる人がでてきたらいいんじゃないの。いそうなもんだけど。

1:ひやとい <t7Xc2ZmG>
2013/12/26 (木) 16:54