何かが背後に罠が　×
背後に何か罠が　○

文章力　４　物語性　４　得体のしれない何か　５　合計１３点

これは挑戦だ！たぶん、何かが背後に罠が隠れているに違いない！
文章は好みが分かれるかもしれないが、基本は押さえられている。素人主催の競作では、読み
やすいかどうかではなくて、きちんと書かれているかが重要視されなくてはならぬ。少し情景
が見えにくかったので泣く泣く減点。他はすごーい。
ストーリーはありそうでなさそうで。きっとあるに違いない。膨大な設定ノートが背後に
あるに違いない！でも、自分はよくわからなかったのです。
何度読んでも先に進めないもどかしさ、何かがあるに違いない、と思いつつも先が見えない。
でも小説の凄味を感じさせるパワーには脱帽。

文章力　４　物語性　４　得体のしれない何か　３　合計１１点

ふうんなるほど。ネタバレ注意！なショートストーリー。楽しめればＯＫ！
文章は読みやすく、特に独白部分は優れている。ただ、妄想入ってるにしても若すぎでないの？
ストーリーは面白い。よくよく考えるといろんな意味でホラーだし深刻な問題なんだけど、
あくまで軽いタッチで楽しめる。ラストは「家」なのか「病院」なのか、病院から抜け出した
身なのにスマホ持ってたり、気になるといえば気にはなるけど、こまけーこたーいいよね！
王道なＳＳって感じで好印象。爆発力はないけど、楽しめたから。

文章力　５　物語性　５　得体のしれない何か　４　合計１４点
　
妖精は死神に違いないが、そんなことはどうでもよい程色気のある掌編。
文章は文句なしの５点満点。抜群の安定感の中に、さらりとした力量が仄見える。場面
が容易に目に浮かぶ。「足裏に神経を集中させながら歩いた。」とか「灰色のシャーベットを撒き散らした。」とか、何気ないけどウマイ。
ストーリーは特段意識されていない。妖精が何者でも構わないし、太一の人生模様もママ
との関係も、殆ど気にならない。文章が生み出す雰囲気が良いからであろう。これ以上物語ろうとすると、バランスを失するから、これでいいのだ。あえて細部を書かないことで、読者にあれこれ想像させるというテクニックでせう。
突出した面白みという点は薄いかもしれないが、この短さでこれだけ読ませるのは只者ではない。

文章力　３　物語性　３　得体のしれない何か　４　合計１０点

実にしょーもないショートストーリーだ！文字による競作で本当に良かったと思う。
文章は少し読みにくい。冒頭の一文はあえて読みにくくしたのだろうが、効果の
ほどはどうだろう。他は短い文章だが、短い中にも少しクドさを感じさせるのは残念。
ストーリーはありがちな魔人物だが、この男は史上最低のクソッタレだ。人類は衰退
どころじゃなく汚物にまみれて超絶ミュータントに進化するに違いない。
魔人と大便を合体させた作者は、得体のしれない才能の持ち主なのは確かだ。その恐る
べき才能は、クーソーの世界だけで発揮してもらいたい。

読ませて頂き有難う御座います。
会話表現と、殊に文章表現に流れを邪魔しない心地よい詩情が感じられ、読みよく和ましい空気感を作品全体に与えていると思いました。脆弱な街、灰色のシャーベット、他も、とても綺麗です。
ジルが途中より少しセールスみたいになって少し笑ましく、実務的なジルも決して悪いわけではないですが、イメージし易い妖精像から少し離れ、ちょっと不思議な感じがしました。
ラストに些少、あれ？これで終わってしまうのかな？という物足りなさをあくまで私は感じましたが、物語と文章の滑らかさや空気感を邪魔するものではないと思います。
書いている内に入れ違いになってしまいすみません。
以上を、拙いながら「太一の決断」の感想とさせて下さい。
読んで頂き有難うございました。

読ませて頂き有難う御座います。
文章は平易で読み易く、前にも出ていたが主人公が願いを叶える側の魔人であること、簡潔なストーリーと大便ネタながら物語を落とし落ち着けられている点が小品としてよいと思いました。
文章に於いて引っ掛かった点は、自分もしていることがあるかもわかりませんが、必要でない重複表現と、適切でないと感じる接続詞が短い中に幾つか見られることと、これは好みの問題かもわかりませんが、改行が多く感じることです。
前述二点を具体的に挙げると、
・男は顔は髭などを〜は、男は顔の髭などを〜か、男は髭などを〜とした方が良いと思われる。
・男は「俺は世界の〜 の冒頭男は直後の文章の男はと重複するためない方が良いと思われる。（仕方がない面もあるにせよ、全体的に適切でない面にも、男は、の使用が多い）
・直前の文章と重複するため、世界中の空の上から大便の〜の、世界中の空の上から、はない方が良いと思われる。
以上の三点とそれに繋がる癖は意識して直すと文章に引っ掛かりをなくし、平易で読み易い文章をよりよくすることが出来ると思いました。
以上を以って拙いながら、「魔法のランプ」の感想とさせて下さい。
読んで頂き有難うございました。

作者のMOJOです。
感想を付けてくれた方々、ありがとうございました。
祭幹事の秋吉君＠腐りかけの水豚殿、ご苦労様でした。
当方、アクセス規制中で、表のスレに書き込めない上、強度の不眠症のため、毎夜、同じ時刻に眠剤を飲んでベッドに入らなければならぬ故、今日中に結果を知ることが出来そうにありません。
現在22時18分ですが、眠剤は22時20分に飲み、22時30分にはベッドに入ります。
明日、起きて結果を見るのが楽しみです。
では皆々様、おやすみなさい。

うーん、よくわからん。
>どんなに明るく青く光る街灯も
ここらへんから、多少読めたかな。まあ、がんばってください。

「人の心に気づいてくれることを願っている」
悪い人に対峙するとき、そんなことを僕らは思っているかもしれない。
しかしそれで死のうと思う人は鬱(?)とか、生存本能が逝かれているのだと思う。
主人公は取り敢えず、家に帰ってホットレモネードでも飲んで、毛布にくるまって、病院へ予約の電話を入れろと思った。

今回のエントリー作の中で「冬」と「衰退」が無理なく混じり合って感じられた一品。