雰囲気が出ていていい。不思議な感じが心地いな。お題も上手く消化されている。
太一という名前も子供っぽく感じるが、これが印象に残らないような名前だったらこの話はつまらなくなっていると思う。
作者独特の世界を見せられた気がする。

＜良い＞

落ちに無理がありすぎる。女子高生のくだりがよく情景が浮かぶ分、その無理が余計に目立った。
文章は読みやすくていい。

＜良くない＞

文章は良い。しかし、どうも入ってこない。いまいち世界観が共有できない。
落ちは唐突だな。

＜普通よりの無点＞

一行目は何だ？　主人公の願望か？
全体的にもう少し盛り上げて欲しかった。どことなくぎこちない。この手の話はぐいぐい引き込んでいかないと読者が白けてしまう。
キャリーバッグは仕掛けとして良いと感じた。

＜無点＞

書いている人は学歴エリートなのかな？　わたしには読み取れませんでした。なんとなく芥川賞作品を思い浮かべます。漢字もひらくという技術が根本的につかわないのも積極的に漢字が好きなんですね。

枚数的に仕方ないのかもしれないが、内容がうすっぺらいな。取って付けたような展開に思える。
しかし、情景が容易に浮かんでくる文章はいい。文章力はかなりある。

＜普通＞

昔クリ祭で読んだ作品の二番煎じ。

痴漢被害者が実は精神病人というストーリーは面白いが、いまいち人物に感情移入できない。細かい人物と背景の描写がないせい？

いや、後半面白かったけど。掌編だから成立する話の構造だと思う。恐怖の大便雨とか素敵な発想だと思う。

迷惑ですね。