良かったけど、バーで女をレイプした話は昔の話なのでは、と思った（詳しいことは知らないが、「コルトレーンのサックス」や「一九六ニ年録音の『バラード』」という記述から）。そこに違和感があった。
ラストのセリフを使ったのはうまいと思った。
そう言えば、そんなこと言ってたよな。

アイデアが良かった。

出だしが面白かった。
＞――そのとき私は、恋に落ちたのだ。
でがっくりきて後はあまり読む気になれませんでした。

下駄箱にバレンタインのチョコレートを入れようと思ったら先客のチョコレートが？
嫉妬にかられた主人公はそれを持ち帰ってしまうが、実はそれはチョコレートではなく彫刻刀（彼は美術部）だった。
甘酸っぱい青春のシチュエーションに、月子と陽子の切り替えがミステリアスな香味になった洒落た一品。
５枚で視点切り替えを繰り返すので、描写はかなり浅い。そしてやや唐突気味に父がオチを説明する。

二重人格の女の子の話は総じてありがちかもと思いましたが、でも面白かったです。作者さんの個性が文体によく表れていて良かったですし、作品はポップな印象を受けました。

連綿と続く描写を読んでいて気持ちいいと感じるか、そうでないかで作品に対する評価は分かれるでしょうね。
自分は描写の場面を読むことが好きなので、好印象です。

冒頭を読んで硬質な文体で書かれたSFかなと期待したのですが、最後のほうは話が小さく収斂してしまった感じですかね。

もうちょっとユーモアを交えたほうがよかったかも
全体的に空疎な感じ

内輪ネタのエッセイですね。
あまり興味ないです。

エロ＋内輪ネタで自分の趣味に合わないので厳しいかなと思ったのですが、一読後好きになっていました。
作品の密度が高く、テンポも非常にいい。ラストも好きな感じです。