なるほど、平凡さの中にも題材は転がってるのだな。俺の好みとは違うが、こういうのを読むのもたまにはよい。

なんだかなあ、という言葉しか出てこない。申し訳ないが。

壁に貼ってあった写真は何だったのだろう。

手法としては新しくも何ともない以上、それ以外の何かが必要なのだが、この作品からは笑いも哲学も感情を揺さぶられる何かも語り自体の面白さも得られなかった。

まあまあかな。しかしプロならありきたりな食人オチは避けようよ。

料理がいつの間に部屋の中に現れたのかとか、何で子供や犬まで殺したのとか、犬の殺し方にどんな意味があるのかとか、
公園の時計に顔をあてるって、どういう絵を思い浮べればいいんだろうとか、細かい疑問点が一杯。

なんか猫との思い出話、出会いのきっかけとかを入れたら結末が活きたと思う。

この手のショートショートは昔からよくあるんで、今更オチに意外性は感じられない。
じゃあオチの意外性以外の面白さがこの作品にあるかというと、それも無いんだよな。
掛け合いにもう少し面白さがあればよかったのだが。

これは何だろう。ただの別れ話？

おもしろかったけれど、私も減量中のボクサーは行かないと思う。