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二人の道  へのレス
にょろ。
なんだか淡泊。視点のブレは1さんのご指摘通り、わっちも気になりました。
披露宴で「誰なんだ」と思わせぶりなわりに盛り上がりもなく、今回短篇であることを考えると、披露宴直後、追いかけるところから始めてもよさそうな気がしました。
追いついてからの会話ですが、悪い意味でとんとん拍子に進みます。もちょっと読者を焦らしてほしいかなとか、思ってみたり。読者が置いてけ堀な感じもしました。
気になったのは「過去の弱い自分」。ここは描いて欲しかったかな。
なぜ主人公は渚の言葉をそう捉えたのか。
過去の渚と主人公の関係を示す重要なところかなと思ったが故、物足りなさを感じました。(作者さんの中には何かあったのでしょうか)

プラットフォーム  へのレス
にょろ。
2さんの感想と同じ感触でした。無駄が多いような。
空間や時間を描写したいのであれば、もっと読者をはっとさせるような表現やどっぷりノスタルジックに攻めないと無駄になってしまう。
静かな話の運びは嫌いじゃない。でも少々退屈すぎた。
元カノの財布の話は、思い出した主人公に何をもたらしたのか?
老婆の髪留めを意固地になって探す姿に反映されているのだろうが、どうもしっくりこない。
そして、最後の「そう、思い出さ」が浮いてしまっているように見える。
作者が「思い出」という安易な言葉に逃げ、そして落ちも曖昧なものへと逃げてしまっていると感じた。
無くしたものを探すという記憶は誰にでもあるものだろう。
読者の中にある”大切なものを探した記憶”を浮き上がらせる何かがあれば全く別物に化けた可能性があったと思う。

細かい話だけど、「サヨコ」「マユミ」がちょっと紛らわしい。音感や字数が全く違う名
前に変えるか漢字で書いた方が、読者の負担を減らせるかな。
彼女二人はともに「タカちゃん」と呼んでるけど、こだわりなければ変えた方がいいような。呼び方ひとつでも、二人の関係性を表現できるツールになりえるかもー。

モトカノの腹が膨らんだ  へのレス
にょろ。
個人的には、レインコートのところでオチが読めてしまいもったいないと思った。
表現がわざとらし過ぎた。だから、もうひとひねり来るかとの期待もあったのだけれど。
擬人化なら、もっと、犬ゆえの視点、物事の捉え方(作者のおもうところの)あたりを組み込むのが定番でしょうか。そこらで、読者をあっと言わせれば勝ち。
本作では、視覚的描写が多いから単調になりがちだし、オチも早くに見破られがちになるのでは。

美しく残酷な優しい世界  へのレス
長い観想ありがとうございます。
作者の押利鰤鰤(元 杉岡龍治)です

元カレ、先カノ  へのレス
あまりにも文章が雑すぎる。

つまり綾部は主人公にとって唯一好きだった男で、親友の枠を超える信頼関係があった。一方、綾部は涼子が好きだった。時が流れる。主人公は涼子と結婚した。実は涼子は主人公が好きで彼女の方から強引に迫ったのだ。いまドラマで活躍している綾部がやっている壁ドンのように。主人公をホモにさせなかった妻は自分を救世主だと言ってる。今、主人公は妻を愛し、家庭を持ち、幸せに暮らしている。

これで間違ってないだろうか?
5回読み返してやっと内容を把握したがこのストーリーをどう楽しんでいいのか私には分からなかった。
書きようによっては、いくらでもこのストーリーは面白くなると思う。
今のままでは何の工夫も感じない。塩もスパイスも使わずに肉をただ焼いたようなものだ。
料理は愛情という言葉があるが小説も同じだと思う。読者を楽しませようという思いで小説を書いて欲しい。

モトカノの腹が膨らんだ  へのレス
同じようなオチを考えたのだけど、この話は犬の思考として考えるとおかしいと言うか、人間でなければ知り得ない情報や、言葉があり、いくら擬人化した話であるとしても、ミスリードを誘うものでしかないと思う。
もっと不変的な話でなければならないと思う。

元カレ、先カノ  へのレス
元カレ・元カノというテーマについて、何か面白い発想はないか?と探った感触があるのがいい。

いわゆる同性愛者が、その生来の性に素直になれなかったがために、幸せとは言い切れない今を生きる苦々しさを表現しようとする意気はよいように思う。

端々に書き手の初々しさがあり、そこについては好ましく思った。

ただ、その裏返しとして文章表現については、やや修練が足らないと言わざるを得ない。

特に読点の使い方には基礎的な筆力の不足を感じさせる。

どこまでがセリフでどこまでが地の文か判然とせず、読み手を混乱させる。

具体的には例えば以下の文が挙げられる。

――『オレも好きだ。倍返しで愛している』
―― と、迫る。なんとも、甘ったるいキメゼリフを、カベドンのお約束で吐き出す中年の役者が人気のテレビドラマ。そのことに、つい、あれは中学の頃、唯一好きだった男だ。親友の枠を超える信頼関係があった。そうつぶやいてしまったことに娘が反応した。


この一連のくだりには以下の要素がある。

・ドラマの説明
・過去の回想
・現在の娘の反応

しかし、各々を描写する文章の切り方が悪く今何を描写しようとしているのか判然としない。

普通は読点ごとに文章を切って読むため、例えば以下の“そのことに〜男だ“の文章の意味がよく通らない。

――なんとも、甘ったるいキメゼリフを、カベドンのお約束で吐き出す中年の役者が人気のテレビドラマ。そのことに、つい、あれは中学の頃、唯一好きだった男だ。

できる限り元の文を生かすと(良し悪しはともかく)、例えば以下のようになるだろうか?

『オレも好きだ。倍返しで愛している』と迫る、なんとも甘ったるいキメゼリフをカベドンのお約束で吐き出す、中年の役者が人気のテレビドラマ。
そのシーンを思い出し、つい、あれは中学の頃唯一好きだった男だ、親友の枠を超える信頼関係があったと、つぶやいてしまったことに、娘が反応した。

ただ、可能であれば、文章表現に不慣れと思ううちは、要素ごとに短く簡潔に書くようにしたほうがいい。

また、純粋に語彙力の不足を感じさせる例として以下がある。

――ときにふれ、妻は口にする。

時折の意味だろうが、“ときにふれ”ではなく“おりにふれ”が常用である。

小説を書くことは何よりも喜びである。生き生きと書く楽しさを味わってほしい。ただ洗練され、自分の感情や想像を正確に射抜き、描写するには、一定の読書に加え、なぜその描写を素晴らしく感じるのかを考える時間も必要となる。

読み書き、いずれも人生の楽しみだ。新たな作品を書くことを楽しみ、作者がついに書き終えた際は、またこうして一読者として読ませてもらえることを楽しみにしている。

話せない理由  作者:もりそば某  へのレス
起承転結、短編として上手く纏まった作品だ。コミカルな後のシリアスな展開、彼との恋愛と弟との家族愛、様々な要素を見事に絡ませて、文章も読み易い。完成度でいえば今回の競作の中で一番だと思う。

ただサプライズや独創性があったかと問われれば、残念ながら評価する程のものはなかった。完成度が高い分、突き抜けていないのだ。

例えば、性転換した弟に元カレを取られたというオチ。確かに実際そんなことを体験すれば驚きもするが、小説で読んでも作者が意外性を感じさせようと用意した如何にもな展開でしかない。あざといというか、そこから響くものがない。

更に言えば、主人公にホモシナリオを渡した和久井花帆というキャラが折角面白いのに、次のシリアス展開の為に作品外に放り投げられている。もういっその事このホモシナリオをネタにした先生と生徒の掛け合い漫才で作品を特化した方が良いのではないか。そこまで一つのベクトルに絞って振り切らないと突き抜けは難しいと思う。

話せない理由  作者:もりそば某  へのレス
こんな所に日本人
って、番組見ただろ

プラットフォーム  へのレス
 思い出とは美しく美化されたもほろ苦い青春の日々というようなセリフを大林宣彦監督の映画の中でよく見かけるのだけれども、そう考えてみれば、この物語には主人公が最期に「思い出さ」と言うほど過去に触れられていない。
 元彼女との思い出を題材にするならば、そんな思い出の一つや二つを鏤めていかなければ、印象に残ることがない。
 ありのままを書いても面白くならない。
 そんな意見を原作付きのドラマや映画が作られる時に言う制作者がいるのだけれども、それはたしかに部分的には真実であり、一方で原作という題材を使っておきながらそれを否定するのは傲慢であると言えよう。
 今回、この作品を読んだ時に少なからず作者の実体験というものがこの話の中に含まれているのではないかと想像するのだけれども、エアー彼女の部分は置いといて、少なくとも自分自身が体験した事だけを元にしたところで純文学ならばまだしも、一般小説としては面白さやインパクトに欠ける作品にしかならないと思う。
 某かの大きな事件が起きなければならないライトノベルであるならば、数ページ読んだだけで二度と読んで貰えないレベルであると言えるだろう。
 
結論

 インパクトがない

 

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