銀河英雄伝説みたいで素晴らしい。
ＡＫＩＲＡみらいな感じかと思ったが2001年宇宙の旅のＨＡＬみたいな感じか。

一つ、疑問がある。
＞「君は本当に兄さんに野蛮だなどといったのか？」
と言ったのは巽直樹だと思うが、前述の
＞『いえ。ですが物にあたるのは野蛮な行為だ』
という発言はＮＡＯＫＩではないだろうか？
つまり、兄さんに『野蛮』といったのはキャロラインではなく巽直樹自身ではないのだろうか？
これは俺の読み違い？とにかく文末のやり取りがよく理解できなかった。

>>7さん

ご指摘ありがとうございました。改稿いたしました。

主人公の見た烏丸さんは高熱に浮かされた故の白昼夢であったろうか、それとも所謂幽霊であったろうか。だとしたら、受け取ったチョコレートは実在のものか泡沫のものか。いずれにしても主人公がまたもや「お母さん」からしかチョコを貰うことが出来なかったという点は皮肉が利いていた。
あと、いくつか誤字脱字が見受けられたので留意されたし。

ホワイトデイって、日本だけの習慣じゃなかったっけ？

小山内(劇場)氏の文章には
硬筆なイメージがあったので、ゆるい感じに意外性があった。
マーズワン財団とかちょっと思い出しながら、
まじめネタにはしないにしても、
どうオチにするのかな〜と思っていたら、なるほど。
無理なくバランスよく纏まっていると思う。

気のせいか既視感があるな、大方以前のバレンタイン祭り作品を加筆修正しての参加だろうか。
寡聞にしてヴァン・アレン帯の存在は本作で初めて知ったが、ＳＦは読み慣れていないものの文章は悪くないと思う。サディスティックな性癖は兄妹ならではの似たり寄ったりといったところであろうか。

この作品の最大の魅力は文章力。緻密で巧みな描写力。それだけでストーリーはどうでもいいくらいだと思います。
ただ気になるのは美奈と村上の人間関係。最後、村上は美奈を家に連れ込もうとする。それにバカ！と答える美奈の態度から二人の関係性を推し量る他ない。
私の（下衆な）解釈では美奈と村上は巷に溢れる物語において最も定番で安定的な幼馴染という関係以上であり、家に恒常的に上がっていることを考慮すれば肉体関係もあって不思議はない。
ではなぜ村上は綾香に告白したか？穿った見方をすれば村上と美奈が結託し、二人の日常的な肉欲関係のスパイスとして、あるいは常軌を逸した性的趣向のターゲットとするため、綾香を二人の肉欲関係に引きずりこむという若く情欲に萌えた思惑を想像せざるを得ない。

じーざすふぁっきんを救世主とする異端の宗派のようだ。
名無き神ならば殉教は求めない。

刺激がある。例えるなら、強い香料入りでくどい甘さの外国産チョコレート。

納豆も腐るのか。知らなかったよ。

教室の窓はすりガラスではなくて透明なのかな。
風光明媚な田舎の平屋校舎が思い浮かんだ……まぁちがうかもしれない。
流れる空気は無臭。
ぎくしゃくした気分とぐしゃぐしゃのローファー青春だね〜

非常に読ませる文章だったけど、視点をどこに持って行けばいいのか少し戸惑った。赤鬼はJinではないよね。赤鬼はみんなと混じって儀式を見ていたのかな。シェフはその場で調理したのかな。キリスト教徒でありながら刺青だったり、鬼だったり、いろんな対比や矛盾が散りばめられているように思ったけど、どんな意味があるんだろう。少し読解が難しい作品だったけど、カオスというか狂宴というか、そんな世界観はバッチリ伝わってきました。